ネイルサロンの床選びのポイント
お店の内装で床選びは初めにしておきたいところです。床が決まらないと壁も決まらず、家具の搬入もできません。
面積が大きいので、内装のイメージも変わりますし、ネイルサロンだとダストや溶剤などが落ちたりこぼれたりなどある為、材質なども気を配るところです。
壁紙と床の色などのバランスは大事です。
明るい雰囲気にしたいのに、全部が濃いめの色だと重たい雰囲気に、もし重厚感を出したいなどのイメージがあれば別ですが、壁と床のバランスを考えないとイメージと違ったお店が出来上がってしまいます。
色によりイメージや雰囲気が変わるのもありますが、材質選びも重要です。
床材の違い
フローリング
無垢材フローリングと複合フローリングと2種類あります。それぞれの特徴を簡単にまとめました。
無垢材フローリング
<メリット>木の香り、柔らかさ、使うほど味が出る、調湿効果、傷は削ることが可能
<デメリット>価格が高く、水に弱く、伸縮があり隙間がでてくる
複合フローリング
<メリット> 色やデザインの種類が豊富、伸縮がなく素材が安定している、防音などの機能性あり
<デメリット> 傷の補修は不可、高機能な床材は値段が高い
クッションフロア
木目調など種類も豊富だが、材質はビニール、マンションなどでよく使用されている。
クッションフロアといっても、一般的な住居用のものと、店舗などで使用される靴のまま使用する土足用と種類があります。
<メリット> 価格が安い、傷がつきずらい、水なども拭き取れる、クッション性がある、種類が豊富
<デメリット> 見た目が安価に見える、熱に弱い、家具で凹みが出来る
長尺シート
クッションフロア同様、材質はビニールだが表面が固いものです。
<メリット> 価格が安い、傷がつきずらい、水なども拭き取れる、掃除がしやすい
<デメリット> クッションフロアより価格が高め、素材が重たい
石、タイル
<メリット> 高級感が出る、夏場は冷たくて快適、人工なら安い物もある
<デメリット> 天然石(大理石)は高い、冷たい、表面が固い為、物を落とすと割れる事も
カーペット
<メリット> ほこりが舞いにくい、クッション性がある、暖かい
<デメリット> ダニが付着しやすい、毛足が長いとゴミがたまりやすい、水に弱い、水拭き出来ない
床の色のイメージ
白 ナチュラルブラウン
明るい雰囲気に、北欧テイストなどに合わせやすい
※ほこりは目立ちづらいが黒いゴミは目立つ
ミディアムブラウン
明るく、合わせやすい色です。中間色は幅広いテイストがつくれる床、落ち着いた空間をつくれます。
※ほこりは目立ちづらい
ダークブラウン
高級感や重厚感がでる色です。落ち着いた上質なお部屋をつくる床、シックで大人っぽい、落ち着いた雰囲気の部屋を作るのに向いています。
※ほこりが目立ちます。
濃い色の床には、白など明るい色の家具がおススメ。
まとめ
お店のイメージ、価格など、自分好みの床を探すのも一苦労かと思います。
そしてネイルサロンはネイルのダストなど細かいゴミが出やすい環境にあります。
床の材質を考慮することも必要ですが、どんな材質であっても日頃の掃除などを徹底しないと衛生的に保つことは出来ません。
お客様も意外とみているところなので気を付けるところです。
おまけ
私のサロンでは床材は自分ではめていけるタイプの床材を使用しました。準備の過程です。