サロンのつくり方
大きい規模ではなくてもある程度のお金は必要です。まず費用がどのくらい必要かをだしていきます。
物件取得費用、材料費、内装費、運転資金などなど
必要な経費、お金の算出する
サロン開業をはじめる時にやはり問題になるのは、お金の用意かと思います。
大まかにわけて下記の項目を決めていきます。
1.地域、場所と事業形態
2.1人でやるのかスタッフを雇うのか
3.お店のコンセプト、ターゲット
4.メニュー内容や金額、仕入れ業者
5.客単価、時間設定
まずこれらを決めていけば、経費の算出が出来るかと思います。
出典:unsplash
1.地域、場所と事業形態
まず自分がどの形態でお店をやりたいのか、やれるのか
→テナント/マンションサロン/自宅サロン/美容室やドラックストアの一部の場所を借りるなど
地域、場所決め
→都心、郊外、駅近、駅から遠い(駐車場必要、もしくは送迎)
2.1人でやるのかスタッフを雇うのか
1人でやるのかスタッフを雇うのか
→個人、複数
・広告媒体の検討
・履歴書の確認
・面接と採用連絡
・不採用通知の発送、履歴書の返送
・雇用契約書の作成
・社会保険の適用条件の確認、加入手続き
・所得税、住民税の天引きと納付
・年末調整
・求人の広告代
・採用・不採用通知の発送費用
アルバイトか社員かによっても手続きは変わってきます。
開業日より1か月以内に提出が必要
[手続名]給与支払事務所等の開設・移転・廃止の届出 給与支払事務所等の開設・移転・廃止の届出|国税庁 (nta.go.jp)
3.お店のコンセプト、ターゲット
お店のコンセプト、ターゲット
・シンプルなデザインのみで低単価な回転率の高いサロン
・カジュアルな気軽に入れる比較的低単価サロン
・アニメなど手書きのアートを売りにしたサロン
・講師の資格をもっており、スクール開設、技術を売りにするサロン
・高級志向、材料が高品質で内装もラグジュアリーなサロン
・小さい子のメニューもあり、ファミリーで通いやすいサロン
・巻き爪や自爪修正など健康志向もとりいれたサロン
・アクリルスカルプチャーなど派手なアートを売りにするサロン
若年層向け
ミドル向け
・お店は持たず出張などで施術するのは、資金もあまりかからない為、別枠で考えてもいいかと。
4.メニュー内容や金額、仕入れ業者
メニューと、客単価、時間設定など
5.客単価、時間設定
施術時間の設定を
1人平均1.5時間にするか、1人平均2.5時間にするかで、1日の施術人数も変わってきます。
もちろんメニュー内容によるので、自分の技術レベルを考えながら、無理しすぎない程度で時間設定は検討すべきです。
1人サロンの場合は、自分が時間を押しても助けてくれる人はいないからです。
メニューと施術時間はセットで考えていくといいかと思います。
この辺まで決めただけでも方向性が見えるかも。しっかり考えると大変です。
事前に決めたり考えなければならない事はたくさんあります。
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理想と現実にできる事は違うため、両方書き出していくのも良いかと思います。
「綺麗な造りのテナントで立地もよく、自分の好きなおしゃれな店内にしたい」
「1日何人ものお客様を施術したい」などなど
もちろん、最初からそれを目指すことができる方もいるとは思いますがなかなかそうもいかないのが現実です。
将来的には理想のサロンを、今は今できる範囲の精一杯の理想サロンを作っていく事で進んでいけると思います。
私の場合はコンセプトをざっくりこんな感じで考えていました。
1.地域、場所と事業形態
2.1人でやるのかスタッフを雇うのか
3.お店のコンセプト、ターゲット
●マンションサロン
(自宅は駅から遠く、何より生活感が出てしまう自宅をお客様を迎えられるように、いつも綺麗にしておく自信がなかった)
●駅近(少しでも集客につながるよう。送迎もできず、駐車場を確保する余裕もないため)
●周辺と同じ単価もしくは少し高めの価格設定。大人向けサロン
(一人で営業するため、回転率をよくして低単価は難しい、一人のお客様をじっくりと施術したい希望)
この辺まではそんなに考えなくてもだせるかも。こんな風に思いを巡らせる事は意外と簡単です。
楽しくない作業(私の場合) 4.メニュー内容や金額、仕入れ業者 5.客単価、時間設定
ここからめんどくさいです。数字を出していくので頭を使う作業に入ります。
●月にかかる費用の算出(家賃、水道高熱費、広告、消耗品、材料費など)
●お客様一人あたりにかかる材料費を大まかにでも算出
●1日の施術人数の設定、メニュー価格を決め、客単価を算出
●お店を維持して回していける売上金額など、予測を出します。
楽しい作業
●使う材料選び
●店内の内装や小物などの選定
内装のコーディネーターの方などプロに頼むととても可愛くおしゃれにしてくれますが、まずは自分で!
最近では自らDIYしたりするのが好きな人も多いかもしれません。
(床を変える、壁を変える、ユニットバスをどうにか工夫するなど)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初はふわふわしたイメージのサロンだったものが、色々考えていくと自分の思い描くサロン像が見えてきたのではないでしょうか。
今回の経費は大きなもので、開業時には色々物入りなのでもっと費用はかさみます。
必要な物リストはまた別のブログでのせていきます。
まずはどのように自分がお店をはじめたいのか、はじめられるのかよく考えて計画を練っていきましょう。